惜春の想いを再び
 強風のせいもあり、サクラ吹雪をあちこちでみかけました。芝生広場でお弁当をひろげる輪にも、サクラ吹雪は容赦なく降りかかっていました。
 いろいろな想いを込めて、惜春の情景を拾ってみました。

子どもたちが、花びらをすくいあげてはまき散らし、遊んでいました
子どもたちが、花びらをすくいあげてはまき散らし、遊んでいました
インフォメーションセンターにも、同じような光景を描いた写真が掲載してあります
インフォメーションセンターにも、同じような光景を描いた写真が掲載してあります
 
彼らも、往く春を惜しんでいるようです
彼らも、往く春を惜しんでいるようです
単なるいたずらでしょうか、想いを込めた作品なのでしょうか、母と子の森でみつけました
単なるいたずらでしょうか、想いを込めた作品なのでしょうか、母と子の森でみつけました
 
玉藻池東端の、日本で最初の樹木を模した石橋のたもとで
玉藻池東端の、日本で最初の樹木を模した石橋のたもとで
ピンク色、黄色、若緑色のコントラストが、いかにも春を感じさせます
ピンク色、黄色、若緑色のコントラストが、いかにも春を感じさせます


サクラのなまえの由来(1)イチヨウ
 「え〜っ!これイチョウの木〜イ?」とお客さまから尋ねられることがあります。
 御苑内をお客さまと歩いていますと、イチヨウという樹木名表をよくみかけます。「イチョウ(銀杏)」ではなく「イチヨウ(一葉)」です。イチヨウというサクラにつけられている樹木名表です。
 御苑内には、およそ200本ぐらい、イチヨウはソメイヨシノに次いで、たくさん植えられています。ちょうど今ごろ、満開の時期を迎えています。
 さて、その「イチヨウ」という名前ですが、花弁(かべん、花びらのこと)の中心にある雌蘂(めしべ)をよくみますと、付け根あたりが葉っぱのように幅広くなっているものがあります。雌蘂を一枚の葉っぱにみたてて、一葉(イチヨウ)です。

イチヨウ
イチヨウ
イチヨウの雌蘂
イチヨウの雌蘂


サクラのなまえの由来(2)ウコン
 「右近(ウコン)のさくら?左近(サコン)のたちばな?いや、逆だったかな?」とお客さまからの問いかけです。
 サクラにウコンなどという名前がついていますと、どうしてもタチバナと対比させたくなってしまいます。
 でも、このウコンは、漢字では右近ではなく、鬱金です。咲きはじめの花の色が黄緑がかった色なので、この名前がついています。ショウガ科のウコンの根を使って染める、鬱金色に似た色だから鬱金(ウコン)です。
 つぼみのときは淡い紅色ですし、散るころにも、花びらは紅色に変わってきます。そろそろ満開の時期を迎えますが、咲き乱れているウコンの木全体をみますと、黄緑色の固まりのようにみえ、ほかのサクラとは、あまりにもかけはなれた色合いをしているので、目立ちます。

ウコン
ウコン
ウコンのつぼみ
ウコンのつぼみ
 
ウコンの裏側
ウコンの裏側
ウコン
ウコン


サクラのなまえの由来(3)フゲンゾウ
 サクラにしては、ずいぶんいかめしい名前です。フゲンゾウは、漢字で書くと普賢象です。
 このサクラの花の特徴は、二本の雌蘂(めしべ)が葉っぱのように発達して、長くつきでていることです。二本の雌蘂と白い花弁(かべん、花びらのこと)をみて、普賢菩薩が乗っている白象をイメージして、普賢象(フゲンゾウ)と呼んでいます。

フゲンゾウ
フゲンゾウ
フゲンゾウ
フゲンゾウ
 
フゲンゾウの二本の雌蘂
フゲンゾウの二本の雌蘂
室町時代の記録にも残っている、古い品種だそうです。新宿御苑では、これからがみごろです。二本の雌蘂が二本の牙で、花弁が象の耳や鼻を表しています。


不思議なサクラの木
 不思議なサクラの木です。左半分は花がみごろですが、右半分はすっかり葉桜になっています。同じ木なのに、どうしてこんなに様子が違うのでしょう。仲たがいでもしたのでしょうか。
 根元を確かめてみますと・・・、これは一本のサクラなのでしょうか、それとも二本がよりそっているのでしょうか。

不思議なサクラの木
不思議なサクラの木
不思議なサクラの木の根元
不思議なサクラの木の根元


居座るつもり?
 玉藻池に、まだマガモやオシドリがいます。そろそろ北の地をめざして旅立ってもよい時期です。このまま居座るつもりなのでしょうか。留鳥(年間を通して日本でみることができる鳥)カルガモは、仲間がふえたと歓迎してくれることと思います。

ドウダンツツジの陰にひそむマガモ
ドウダンツツジの陰にひそむマガモ
玉藻池で遊ぶマガモ
玉藻池で遊ぶマガモ


樹木の芽吹き(1)アベマキ
 御苑名木のひとつ、アベマキに花芽をみつけました。ドングリの仲間のアベマキの花や葉っぱは、クリによく似ています。みえているのは雄花で、雌花(ドングリになる部分)は、写真ではみつけることができません。近づいて、よく観察しないと、みつけることはできないと思います。
 アベマキの幹は、写真のように激しい凹凸があり、触ってみるとコルクのような感じがします。

アベマキの雄花
アベマキの雄花
アベマキの幹
アベマキの幹


樹木の芽吹き(2)メタセコイア
 御苑内のあちこちでみかけるメタセコイア。どの木も芽吹きはじめています。遠くからながめますと、木全体がうっすらと緑色の化粧をしたようにみえます。

メタセコイアの芽吹き
メタセコイアの芽吹き
メタセコイア
メタセコイア
 
メタセコイアの枝ぶり
メタセコイアの枝ぶり
メタセコイアの幹
メタセコイアの幹
 
メタセコイアの美しい樹形
メタセコイアの美しい樹形
化石の木、過去の樹木といわれたメタセコイア。中国山中に生存しているものがみつかり、またたくまに世界中に広まったようです。その当時移入されたメタセコイアの原木が、新宿御苑内に残っているそうです。


樹木の芽吹き(3)ケヤキ
 新宿御苑の名木のひとつ、ケヤキにも花が咲いています。
 街路樹にもなっているケヤキですが、高いところで花が咲いていても、通り過ぎる人々はまったくそれに気づいていません。
 新宿御苑のケヤキは、手が届くところで花が咲いています。よく観察しますと、不思議な形をした花であることに気がつきます。秋になれば、ケヤキの実をご紹介できると思います。これがまた、不思議な形をしています。

遠くからでもみつけることができるケヤキ
遠くからでもみつけることができるケヤキ
ジグソウパズルのようなケヤキの幹
ジグソウパズルのようなケヤキの幹
 
縦横無尽なケヤキの枝ぶり
縦横無尽なケヤキの枝ぶり
好き勝手に枝分かれしているケヤキの幹
好き勝手に枝分かれしているケヤキの幹
 
ケヤキの花と若芽
ケヤキの花と若芽
ケヤキの花
ケヤキの花


今日みつけた、とっておきの花(スペシャル)
 新宿御苑のモミジ山に、ニリンソウの小さな群落があります。白い花のサッパリとした美しさが、多くのファンをひきつけています。

ニリンソウ、五弁と六弁があります
ニリンソウ、五弁と六弁があります
ニリンソウ
ニリンソウ
 
ニリンソウの小さな群落
ニリンソウの小さな群落
ひとつの株から二輪ずつ咲くのでニリンソウ
ひとつの株から二輪ずつ咲くのでニリンソウ
 
ニリンソウ、同時に開花することもあります
ニリンソウ、同時に開花することもあります
ニリンソウ、サッパリとした美しさが魅力です
ニリンソウ、サッパリとした美しさが魅力です


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更新年月日2002年3月30日

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